記録史料の保存と修復

記録史料の保存と修復

―文書・書籍を未来に遺す―


品切・重版未定

「記録史料の保存・修復に関する研究集会」実行委員会 編

1995年2月20日 初版1刷
1995年3月31日 初版2刷
ISBN 978-4-900041-35-6 C0070
発行 アグネ技術センター
A5判・並製/243頁
定価 ―――(本体価格2,000円+税)

→厚さ:12 mm,重さ:370 g




酸性紙問題や環境汚染、さらには災害などの危険も懸念されるなか、文書・書籍など貴重な紙史料を未来に伝えるにはどうすればよいか? 本書は、文書館・資料館・図書館などの現場職員から史料修復の専門家、保存科学、環境工学の研究者まで、さまざまな角度からこの問題に取り組んだもの。「いかに遺すか」「どう考えるべきか」など、図書館・博物館・文書館ばかりでなく、資料室や個人史料所蔵者・研究者へ、保存・利用の現場での悩みに直結したノウハウが得られる一冊。




[目 次]

刊行にあたって

序章 記録史料の保存と修復を取り巻く状況

1章 記録材料
  記録史料の材料と保存
  紙の劣化-酸性紙問題と保存

2章 保存環境
  文化財周辺地域の大気汚染測定とその影響
  文庫の保存環境・実測と予測
  文書館の保存環境管理の実際

3章 史料の保存
  文書館における史料保存の現状と対策
  自治体における史料保存の試み

4章 史料の修復
  漉嵌法による紙史料の修復
  被災史料の救助と対策

5章 保存修復に関するQ&A

終章 今後の展望

あとがき

参考資料
本文索引