金属物理学の歩み

金属物理学の歩み

―転位論研究の発展を中心として―


品切・重版未定

橋口隆吉 著

1997年3月31日 初版1刷
ISBN 978-4-900041-58-5 C0057
発行 アグネ技術センター
A5判・並製/304頁
定価 3,300円(本体価格3,000円+税 10%)

→厚さ:17mm,重さ:430g




金属物理学、とくに格子欠陥研究をわが国へ紹介した故人の、戦前から戦後にかけて発表された膨大な著作の一部をまとめた。格子欠陥を中心にした金属物理学の流れを知る上で、貴重な資料といえよう。




[目 次]

金属物理と“金属物理”と私

金属組織学

金属に於ける拡散(「位置交換反応」)

「金属」「金属物理」「固体物理」から
 「金属」から
  原子核物理学の冶金への応用
  -1949年-金属物理学の展望
  国際理論物理学会議は金属工学者に何を与えたか
  結晶塑性学のパイオニア故山口珪次博士
  金属の内部摩擦を考える―日本学士院賞受賞によせて―
  いま私は…核融合に明け暮れる毎日

 「金属物理」から
  放射線による金属結晶の損傷
  内部摩擦測定法

 「固体物理」から
  過去を“記憶”する金属

「転移論ゼミナール」のころ

金属物理学研究のあゆみ

収録文献解説

あとがき

資料
 略歴年表/「金属」「金属物理」「固体物理」「金属物理セミナー」寄稿リスト

索引