科学技術文を書くための基礎知識

科学技術文を書くための
基礎知識

―「書き言葉」って?―


深尾百合子 著

2013年3月1日 初版1刷
2016年3月1日 初版2刷
2019年3月1日 初版3刷
ISBN 978-4-901496-65-0 C3040
発行 アグネ技術センター
A5判・並製/ 142頁
定価 1,650円(本体価格 1,500円+税 10%)

→厚さ:8 mm,重さ:240 g


正誤表

卒論や技術レポートが「書けない!」と悩んでいる学生・新入社員へ。
科学技術文には、ある程度決まった文法・表現のルールがあります。
この本を読んで,理工系の「書き言葉」を習得すれば,楽勝!

本書は基礎的な「書き言葉」の知識を、学生が実際に書いた実験レポートを例にとり不適切な点を指摘し,「それがなぜ不適切なのか」が理解できるように説明しています。
何をどう書いていけば,文章にたどり着けるかを知りたい人はこの本を読んでください。
巻末に練習問題を多数掲載。




[目 次]

はしがき
本書に使われている用語・記号

1 「書き言葉」って何?
 1.1 「書き言葉」と「話し言葉」
 1.2 文体
 1.3 句読点

2 「日本語の文法」って?
 2.1 基本的な文
 2.2 動詞の活用形
 2.3 助詞

3 助詞「は」はどう使う?
 3.1 助詞「は」の機能
 3.2 不適切な使用例

4 「接続詞」をうまく使う!
 4.1 よく使われる「接続詞」
 4.2 「接続詞」の多用はダメ!
 4.3 「また」の多用はダメ!
 4.4 「しかし」の使い方
 4.5 「一方」の使い方
 4.6 「したがって」の使い方
 4.7 「すなわち」の使い方
 4.8 対比の「が」の使い方

5 文法表現の使い方・使い分け
 5.1 「とき」と「場合」の使い分け
 5.2 「連用形」と「て形」の使い分け
 5.3 「~ほど」の使い方
 5.4 「という」の使い方
 5.5 「といった」の使い方

6 科学技術ではダメな文法表現
 6.1 「~てしまう」
 6.2 「~たら」
 6.3 「~たところ」
 6.4 「~しか~ない」
 6.5 「~たり~たりする」
 6.6 「~なければならない」
 6.7 「なぜ~であろうか」

〈番外編〉卒論を書く理工系学生のために

7 練習問題

索引
練習問題解答例
引用文献・参考書籍