
四則算と度量衡とSIと
単位の名前は科学者のかたみ
白石 裕 著
2014年4月10日 初版1刷
ISBN 978-4-901496-72-8 C3040
発行 アグネ技術センター
A5判・並製/ 155頁
定価 1,980円(本体価格 1,800円+税 10%)
→厚さ:8 mm,重さ:260 g
私たちの身の回りの物の大きさは数字と単位で表されます.文明や科学の進歩によって計られる量の種類が増えるにつれ,単位も多様に発展してきました.国際単位系SIでは7つの基本単位からほとんどすべての物理単位が導かれます.
この本は,数と加減算,次元と乗除算の話から説き起こして組立単位を導き,単位名に残された科学者たちの足跡をたどりながらSIの成り立ちを解説しています.科学者の文化遺産「単位」の成り立ちや由来をお楽しみください.
[目 次]
はじめに
第Ⅰ部 四則計算から度量衡
1 まえがき―寺子屋
2 四則計算
数の数え方/加・減算/乗・除算/直列と並列/和と積/負数の乗算と虚数
3 示容量と示強量
4 単位と次元―組立単位
5 度量衡
身体尺/尺貫法/尺貫法単位/ヤード・ポンド法/ヤード・ポンド法の単位/メートル法からSIへ
第Ⅱ部 国際単位系(SI)と単位名の由来
6 SI
SI基本単位/SIにおける接頭語/SI基本単位を用いる組立単位例
7 物理量の慣用記号と定義
8 輸送現象に関する無次元数
9 単位名
単位名の由来/基礎単位/固有名称と記号を持つ単位/SIと併用される単位/固有名称のCGS組立単位/単位名に名を残す科学者達/物理定数名の科学者
第Ⅲ部 付表
SI(国際単位系)/SI以外の単位
APPENDICES
単位名索引
事項・人名索引