
X線工業分析 3集

日本分析化学会・X線分析研究懇談会 編
1966年6月20日 初版1刷
ISBN ―
発行 南江堂
B5判・並製/150頁
定価―――(本体価格900円+税)
本書は昭和39年(1964年)に『X線工業分析』として発刊され、第5集から『X線分析の進歩』として毎年刊行されているものである。内容は、解説と報文、その年度におけるX線分析関係の論文・行事の紹介、機器についての資料集など。わが国における業界の年鑑といえるものである。
固相反応におけるX線の利用
(桐山良一)
X線分光分析におけるRI線源の問題点
(榎本茂正)
工程分析の自動管理とけい光X線分析
(今村 弘)
けい光X線によるゼノタイム中のイットリウムの定量
(舟阪 渡・安藤貞一・富田与志郎)
けい光X線分析法による選鉱工程試料中の銅、鉛、亜鉛、鉄の定量
(菅原 弘)
けい光X線による粗スズ、鉛、銅の分析法など
(吉村雅夫・斉加実彦・原沢隆三・仲西久喜)
電子管ガラスのけい光X線分析とその補正法
(永見初太郎・田之上 司・栗原甲子郎)
けい光X線分析法による板ガラスおよびその原料の迅速分析
(今野重久・永島 眷・阿部文男・浅田栄一)
けい光X線分析装置における電動発電機の効果
(森 正道)
X線回折によるTriglycerideの分析-Tristearinの多形現象
(後藤みどり・浅田栄一)
立体観察法よる走査電子線像
(紀本静雄・橋本 寛・菅沼忠雄)
非分散方式による極軟X線分光
(岡野 寛・戸村光一・渡辺一生)
X線マイクロアナライザーの特殊分析技術
(白井省吾・山田幸男・最上泰治)
《パネル討論会》
けい光X線工業分析の問題点 (司会 浅田栄一)
分析方法における問題点
1)軽元素の分析
2)試料の調整法および標準試料について
3)補正法
4)装置についての問題点
5)他の分析法との比較およびJIS化について
6)将来にむけて